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登山記録(初秋) ~会津駒ケ岳(福島)~

9月の3連休に会津駒ヶ岳に出かけました。
本当は八ヶ岳に行く予定を立てていましたが、連続台風がやってきたせいで八ヶ岳は見送り・・・。
2022年9月は台風に振り回された感が強いです。

・会津駒ヶ岳&中門岳(への途中まで)・・・レベル3(初級・中級向け)
・所要時間・・・8時間半(休憩1時間30分)
・歩行距離・・・約19km
・交通手段・・・夜行バス
※レベル感はあくまで私の主観です。(レベル1:余裕、レベル2~3:ちょっときついけど頑張った!、レベル4~5:全力で頑張った!)

初の毎日アルペン号は登山用の夜行バスです。
夜行バスって学生時代のスキーぶりと思って、ややテンション上がり気味。
夕食にはこれまた初のステーキのどんでがっつり食べて、集合場所の竹橋に向かい、22時30分に出発しました。
一番後ろの席で広々快適。
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夜行バスらしく、アルゼ尾瀬の郷という登山口の近くに4時45分頃到着しました。
日の出前なので暗いですが、観光センターのような建物のお手洗いで準備をしたり着替えたりできます。
朝ご飯のパンとサラダもここで食べました。
9月といえど福島の山の麓・・・寒いです。
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だんだん東の空が明るくなってきて、5時半ごろ準備を整えて出発。
登山口までは普通の道路と山道を15分ほど歩いていきます。
頭の中にはすでに小学校の音楽でおなじみの『夏の思い出』がくるくる回っています。
この歌の尾瀬ってこの尾瀬のことだよね?
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登山口への入り口を曲がると、お手洗いがあったり、川があったり。
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すぐに山に入るのかと思ったら、道路から山道を抜けて、また道路に出て駐車場が現れました。
車で来る人は駐車場までやってくると、登山口により近いということですね。
駐車場から更に少し進むと、いよいよ登山口です。
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最初は階段。
階段は好きじゃないけど、木の階段は歩くと足がポコポコして心地良い。
階段を登りきると、結構急な山道です。
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ひーひー言いながら、ときどき練乳やようかんを口にして、登ります。
私はどうもエネルギー切れによる疲れが大きいようなので、チャージは大事だということが分かってきました。
1時間くらい登ったら、ベンチがある休憩場所に到着。
水場と書いてありますが、水が出ているのは道を外れて少し下らなければいけないということで、パスします。
ここまではずっと森の中を歩くので、景色は木々ばかり。
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ここからもう30分ほど森の中を歩くと、木々の隙間からだんだんと遠くの景色が見えてきました。
景色が良くなると、元気が出てくる。
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尾瀬は花の種類も豊富とあったとおり、あちこちに色々な花が咲いていて綺麗。
春~夏はもっと綺麗なんだろうな。
花が綺麗な山には色々な季節に訪れてみたくなりますね。
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登り続けるとどんどん景色が開けてきます。
黄緑と濃い緑のコントラストが美しい。
風が吹くと草の揺れる音がサワサワサワっと響きます。
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このあたりから、尾瀬のイメージの木道が現れます。
この木道、写真で見るとすごく爽やかな感じがするのだけど、実際に歩くと斜めになっていたり、壊れていたりして、地味にしんどいです。
そうは言っても、この景色だけでテンション上がって最高!
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沼も出てきました。
池塘というんですね。
疲れも飛んで尾瀬感を満喫。
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最後の木道を登りきると、駒の小屋という山小屋があります。
山小屋の手前にベンチがあって、景色を眺めながら休憩できます。
お昼ご飯(朝ごはん?)を食べている人もいましたが、まだ9時過ぎだったので、おやつだけ食べて頂上を目指しました。

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木道沿いに進んで、細い道を右手に折れると山頂です。
山頂まではあっという間。
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2132m!
私も2000m級の山に登れるようになったんだと感動。
でも、山頂はあまり広くないし、木に囲まれていて景色が良いわけでもないので、記念撮影をして後にします。

山頂から中門岳に向かう道はも、これまたいつまでも眺めていたくなる光景です。
この日は若干雲が厚かったものの、遠くの山々も見えて素晴らしい✨
木道を気持ちよく進んで行きます。
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とても素晴らしい光景なのですが、少し天候が怪しくなりそうだったのと、すれ違う方が「この先も中門岳までずっと似た景色ですよ」とおっしゃるので、途中のベンチがあるスポットでランチタイムにして、引き返すことにしました。
この日のランチはおでんとおじや。
曇り空で風が冷たかったので、アツアツおでんがぴったりのメニューでした。
隣でビールを飲んでいたおじさまたちも、おでんに熱い視線を向けてきましたよ。
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目の前には尾瀬の自然保護を促す看板が。
この看板、味があって好きなんだなぁ。
環境省らしくないけど、山小屋で書いてるのかな。
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寒くなってきてはいたものの、まだまだお花も咲いていました。
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のんびりランチタイムを過ごしていたら、更に雲行きが怪しくなってきたので、引き返すことに。
いつまでも眺めていたい景色ともお別れです。
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山頂の脇を通る道にはこんな看板。
実際滑るというか、歩きにくい木道なんですけどね。
恐怖です・・・笑。
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行きは寄らなかったけれど、帰りは駒の小屋に立ち寄ります。
小屋の周辺に設置されたオブジェがかわいい。
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駒の小屋オリジナルのTシャツやトートバッグを買おうかどうしようか悩みに悩んで、結局買わず。
家に帰ってきてから、やっぱり買えば良かったかなぁとちょっぴり後悔。
もう一度行く機会、作る?もっとかわいい山小屋グッズ探す??
結局小屋では帰り用のチューハイと、初の山バッジをゲット!ちょっと山ガールレベルがアップした感じです。
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あとは下山して温泉だけ・・・と足取り軽く下り始めたら、途中からぽつぽつと雨粒が。
何とかなるかと思っていたらあっという間にザーザー振りになり、レインウェアを着てずぶ濡れになりながら温泉にたどり着きました。
実はレインウェアを着るのは初めてだったので、ちゃんと水を弾くね~なんて感動してみたり。
(7年前に買ったのに、晴れ運いいのか、単に山に行ってないのか・・・。)

温泉は帰りのバスの出発地点でもある、森の温泉館アルザ尾瀬の郷。
雨で冷えた体には温泉は最高です。

9月の連休ということもあって、帰りはだいぶ渋滞したけれど、無事に東京到着。
餃子の王将でお腹を満たして、会津駒ヶ岳の旅も終了です。
晴れ女パワーは発揮できませんでしたが、自然を満喫できた楽しい登山でした。
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# by mushroomgirl | 2023-01-31 00:58 | 登山・ハイキング | Comments(0)

夏休み2022@旭川#3 ~旭山動物園~

旭川3日目。
前日の疲れもあり、のんびりしたい娘と共に12時のバス直前まで部屋でゴロゴロまったり。
朝食がブッフェで、北海道の美味しいものもたくさんあるので、朝から満足してしまうのです笑。

チェックアウト後、旭川行きのバスに乗り込んで目指すのは旭山動物園。
旭山動物園は旭川空港から一番近いので最後にしたのですが、意外とアクセスが悪い・・・。
旭川駅まで行き、旭川駅から旭山動物園までバスで30分ほど。
旭山動物園から旭川空港は、早い時間帯以外は直通バスがないので、夜の便だった私たちは動物園から空港までタクシーで移動するつもりで、午後から閉園までいるスケジュールを立てました。
14時ごろ、旭山動物園に到着!
この日は急に冷え込みましたが、ずっと行きたかったのでウキウキワクワクです。
動物園ってどこに行ってもなんかウキウキする。
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旭山動物園は縦に伸びている感じ。
少しずつ丘を登って動物たちを見て行きます。
入り口付近で鳥やフラミンゴを見た後、まずはペンギン舎へ。
ここのペンギンたち、雪の季節は園内をお散歩する子たちだよね・・・と思いながら、たくさんのペンギンにご挨拶。
間近で見るとペンギンって結構大きいよね。種類によるのか。
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続いてアザラシ舎。
アザラシたくさんいたけど、寝てる子がイチ押しです。
この格好で寝られるって、素晴らしい。
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隣にあるシロクマ館を横目に、はやる気持ちを抑えて、お腹を空かせた娘と遅めのランチタイムです。
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お待ちかねシロクマ館。
母シロクマと子シロクマがいますが、子シロクマがめちゃくちゃかわいい!
一番たくさん人が集まっていましたが、とにかく見ていて飽きない愛らしさです。
何をしてもかわいい。

こちらは母シロクマ。貫禄あります。
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こちらが子シロクマ。
夢中になってボールで遊んでいます。
まるで動くぬいぐるみ!
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ペンギンとシロクマのツートップを見たあとは、ゆるゆると他の動物たちを回っていきます。
娘がベスト・オブ・旭山動物園だと評したのは、キュートなアライグマ。
しっぽのもふもふ具合が最高です。
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オオカミは凛々しくてかっこよかった。
オスとメスですが、どちらも凛々しい。
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北海道ならでは・・・ではないと思いますが、鹿の他にトナカイもいました。
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リスネズミ系の小動物もたくさん。名前忘れました。
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熊は迫力ありました。
山で熊に遭遇するっていうけれど、こんな熊に出会ったら怖すぎる。
大人の熊だと人間より大きいし、岩をぴょんぴょん登って俊敏そうなので、簡単には逃げられなそうです。
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猿系はどれも見ていて面白い。
チンパンジーは明らかに人間の反応を見て楽しんでいる様子で、これまた明らかにわざとおしっこをしたりしていました笑。
器用に尻尾でモノを掴んで高いところに登るサル、威嚇し合って賑やかなニホンサル、それぞれ愉快です。
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カバの親子は巨体で優雅に泳ぎ回っていて、こちらもちょっと目が離せなかった。
何トンっていう体重のはずだから、下手したら小象くらいの大きさがありますよね。
水の中じゃないと動けないですね。
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キリンも近い。
首を伸ばしたら届きそう。
キリンって舌が黒いのが怖いんですよね~。
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そのほか、ふれ合い舎でモルモットやヤギ、ブタを眺めたり、わんこを触ったり、キャーキャーやっていたらあっという間に17時でした。
それほど広くないので、3~4時間滞在できれば十分満足な動物園です。
お土産を見ていたら、モンベルとコラボの動物園Tシャツがあったので、山登り用に思わず購入。
そのまま旭川空港へ。

旭川空港では、搭乗まで1時間半ほどあったので夕食を食べました。
娘は再び旭川ラーメン。
私は北海道野菜のカレー。
メロンソフトクリームの食べおさめも。
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旭川便はANAとAIR Doのコードシェアなので、帰りもAIR DOです。
ポケモンコラボの機体で,した。
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ということで、北海道3日間の旅も終了。
急遽決めた割には、食、アクティビティ共に大満足でした。
どこかに出かけるって、リフレッシュもできるし大事大事!
マイルがまだたくさん余っているので、またどこかに飛びたいと思います。
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# by mushroomgirl | 2023-01-03 20:37 | 旅行(国内) | Comments(0)

夏休み2022@旭川#2 ~青い池と美瑛の丘サイクリングツアー~

旭川2日目。
前日に予約した美瑛の丘サイクリングツアーに参加するために6時に起床して、朝ご飯を食べて出発です。
ツアーの集合時間は8時30分なのですが、夏休みも過ぎた9月ということでこの日のツアー客は私と娘の二人だったので、電車の時刻に合わせて8時45分集合にしてもらいました。
ホテルから富良野駅には1時間に1本程度バスが出ていますが、ちょうど電車の時刻に合う時間がなく、タクシーを利用して駅へ。
時間的に学生さんがたくさんいました。
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JR富良野駅から美瑛駅までは、広がる畑を眺めながら30分ちょっと。
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この日お世話になったのは、ガイド付きサイクリングツアー 丘のまち美瑛さん。
青い池・しらひげの滝コース」があったので、こちらをお願いしました。
JR美瑛駅を出て左手に曲がり、駅を越える陸橋?歩道橋?を通って反対側に行きます。
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反対側に出て駅側(左手)に向かうと、すぐにサイクリングツアーショップがあります。
申込書を記入して、好きな自転車を選んで、早速出発!
「青い池・しらひげの滝コース」は、自転車を車に積み込んで、出発地点になるしらひげの滝までまずは車で連れて行ってくれます。
車で移動してみると分かりますが、結構な距離(恐らく20キロ以上)があるので、青い池と美瑛の丘を回りたいのならこのコースはおススメです。
まっすぐな道を進むと目の前に十勝岳が見えてきて、早くも雄大な景色に癒されます。

30分ほどでしらひげの滝に到着!
しらひげの滝は白金温泉という温泉地にある大きな滝。
自転車を下ろしてもらっている間、橋の上からしらひげの滝と美瑛川を眺めます。
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ここで既に滝の水、川の水が青く見えるんですね。
アルミニウム成分を多く含む河川の水が混ざっていることで、太陽光線によってこのように綺麗な青色に見えるそうです。
近くで水を見ると、青いわけではなく無色透明です。

準備が整って、サイクリングスタート。
はじめは道路沿いに真っすぐ走ります。
やや下り気味の平坦な道を電動アシストで走るので、思った以上に楽。
15分ほど走って道を曲がると、そこがもう青い池でした。

自転車を止めて木々の間を抜けると目の前に広がる青い池!
天気が良かったこともあり、その青さは思わず歓声を上げてしまう神秘的な美しさです。
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思ったより広くはないんですけれど、いくら眺めていても飽きない綺麗さ。
不思議な色ですよねぇ。この日は少し乳白色がかった青。
もっと青かったり、もっと緑っぽかったり、直近の雨の量や気温、太陽光の強さなど、様々な要素で変化に富んだ色を見せてくれるのだそうです。
池の端の向こう側が美瑛川なのですが、十勝岳が噴火した際の火山泥流を防ぐための防災工事を行った際、たまたま水が堰き止められてできたのが青い池。
人為的にできているので人工池なのですが、川のどこからどこに水が流れているかもよく分かっていないそうなんです。

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思う存分青い池を堪能して、ここからはサイクリングロードを走ります。
このあたりは農業が盛んなので、右手が美瑛川、左手が畑という光景。
畑では玉ねぎ、じゃがいも、トウモロコシ、小豆、アスパラガスなどを育てているそうで、こちらの畑はまさに旬のトウモロコシ。
トウモロコシは熟すころになるとてっぺんをカットしていくそうで、こうやって眺めていててっぺんがカットされているものを見つけると、そのトウモロコシは間もなく収穫されることが分かるのだとか。
さらに、トウモロコシは鮮度が美味しさの命なので、関東のスーパーで出回っているものと収穫したてのものは天と地ほど味が違うそうですよ。
食べるなら収穫してすぐに出荷される産地直送のトウモロコシがおススメだそうです。そういわれると、来シーズンは取り寄せないと。
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こちらは美瑛川。
川と並行して走る最後のスポットで休憩しました。
川の水は見た目より冷たくないです。
遠く見えるのは十勝岳周辺の山々。
大雪山系にくるりと囲まれている旭川。山々が美しすぎて、近いうちに登りに来たいと思いました。
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お昼も近くなったので、美瑛の丘に向かう前にランチタイム。
畑の中にあるカフェに立ち寄りました。
北海道といえば牛かと思いきや、富良野では豚が美味しくておススメと言われ、生姜焼き定食をいただきます。
北海道産じゃがいものポテトフライも。
どちらも美味しかった~。
ランチはガイドさんがツアーの途中、ちょうど良いタイミングを見計らって近くのお店に連れて行ってくれます。
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お腹が満たされたところで、再びツアースタート。
畑の中を走りながら、今度は美瑛の丘方面を目指します。
ここからは登坂が続きますが、電動アシストなので引き続き楽々。
一気に丘を登りきると、一面に広がる畑。
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この時期は収穫が終わって耕されていましたが、奥に見えるのは小麦か何かだったかな。
真冬以外は様々な野菜や穀物が育てられているそうです。
美しい光景ですが、美瑛が有名になって観光客が増えたことによる弊害もあるという話をしてもらいました。
CMなどのロケ地として有名になると、立ち入り禁止と書いても入ってきてしまう観光客がいて、その靴で運ばれてくる微生物や虫によって畑が荒れたり病気が流行ったりしてしまい、農業に大きな影響を与えてしまうことがあるのだそうです。
だから、マナーとして畑の中には入らない、農作物は勝手に取らない、触らない。
これは徹底して欲しいということで、観光客もきちんと勉強して、ルールは守らないといけないですね。

てんさいも育てられていました。
私も日頃砂糖とてんさい糖を使っているのですが、帰ってから見てみたら北海道産でしたよ。
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こちらは確かじゃがいも畑。
じゃがいもといえばポテトチップス。
ポテトチップスの代表的なメーカーといえばカルビー。
はい、カルビーさんのコンテナも見かけました。
ハイテクな収穫機になると、じゃがいもの大きさをきちんと見分けて、品質毎に仕分けしながら収穫してくれるそうです。
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夏の北海道、それほど虫はいないのですが、時期的にバッタはたくさんいました。
娘の靴にバッタがくっ付いて離れなくなり、ガイドさんに取ってもらう一幕も笑。
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牛が放牧されている牧場があったり。
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じゃがいも畑の中にキタキツネを発見したり。
キタキツネ、一番上の写真くらい遠くにいるのに、警戒心が強すぎて私たちが立ち止まったらすごい勢いで逃げてしまいました。
興奮しすぎて自転車を倒してしまい、2枚目と3枚目はガイドさんが撮った写真を送ってくれました。
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広大な畑の軟化をひたすら走り抜けて、最後は三愛の丘展望公園へ。
広い広い北海道の大地を見渡すことができます。
旭岳やトムラウシ山などの山々もここから一番綺麗に見えました。
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ここが立ち寄りのラストで、美瑛駅に戻りました。
富良野方面への電車の時刻まで1時間以上あったので、そのまま自転車を貸していただき、勧められた美瑛選果というお土産屋さんへ。
ソフトクリームが魅力的過ぎてまずはソフトクリームを食べ、富良野の小豆やマッシュポテトの素などのお土産を買いました。
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自転車を返却してお礼のご挨拶をして、サイクリングツアーのショップを後にします。
サイクリングツアー、とても良かったので初夏とか秋とか、別の季節にも来てみたいな。
なにより、地元を愛するガイドさんが色々な話を聞かせてくれるのがとても面白くてためになります。
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富良野に戻って駅近くのJAショップで、今度はメロンソフトクリームを食べ笑。
お腹がいっぱい過ぎたので、美味しそうなおにぎりを購入してホテルへ。
ホテルの部屋から空を眺めたら、とても綺麗な夕焼けでした。
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この日はおにぎりで満足だったので、温泉につかり、ホテルのショップでおやつと飲み物を買って部屋でくつろぎながら、早起きと程よい運動につかれてバタンキューです。
ホテルが広すぎて温泉が遠いのですが、綺麗で広いのでゆっくりつかってポカポカになれて大満足。
美味しいもの、アクティビティ、温泉は最高ですね。
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ということで最終日に続きます。

# by mushroomgirl | 2023-01-03 20:36 | 旅行(国内) | Comments(0)

夏休み2022@旭川#1 ~富良野プリンスホテルのニングルテラス~

2022年夏休みの記録。
多忙過ぎて1日だけ休暇を取り、北の国に行ってきました。

★今回の行先★
北海道 旭川・美瑛・富良野

★行った時期★
9月

★オススメ度★
・ひとり旅 ★★★☆☆
・ツアー  ★★★☆☆
・非日常感 ★★★★★
・自然度  ★★★★★
移動手段さえ確保できれば満喫できます。

実は夏休みの行先は娘のリクエストにより沖縄。
3ヵ月前からベストな時間帯の航空券を予約し、ホテルもアクティビティも下調べしていたのに・・・運悪く台風直撃。
飛行機が飛んで、滞在期間中荒れるのが1日くらいだったら決行しようと思いましたが、2日前の天気予報はこの通り期待感ゼロ。
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9月3日~6日を予定していたのですが、予報では3日~5日が暴風雨、6日が雨。
羽田-那覇のフライトも欠航がほぼ確実となったことで諦めがつき、3日前の夜に飛行機もホテルもキャンセルしました。
台風の場合はキャンセル料がかからないのでありがたいのですが、航空会社やホテルにとってはいくら保険をかけているとはいえ、辛いですね。

キャンセルしたはいいけれど、休暇をどうするか。
繁忙が落ち着くことを見込んで有給2日間にしていましたが、忙しさが全く収束せず、休暇が取りにくくなって1日休暇(しかも代休)に変更。
一方で「どこか行きたい、遠くに行きたい、飛行機に乗りたい」と楽しみにしていた娘はふてくされているので、何か企画しなきゃいけない。
全てを投げ出したくなりながら知恵とひらめきを絞り出し、絶対に台風に追いつかれることがないエリアで羽田から一番遠い場所ということで、旭川空港をターゲットにしました。
はい、空港縛りです。
2日前の深夜に羽田-旭川便を予約し、前日の通勤電車の中でホテルも確保して、とりあえず旅立つ準備は整いました。
ちなみに、選択の自由度アップのためにマイル交換ではなくANAコインに換えて航空券購入することが多いので、空きがないとか直前だから高いとか、そういうことは一切気にせずに済みました。
なぜ札幌ではなく旭川を選んだかは、空港からのアクセスの他、単に人が少ないところに行きたかったから笑。

旭川と決めてから、どこで何をするか考えます。
入社して数年間は毎年同期と富良野にスキーに出かけていたので、ホテルはいつも泊まっていた新富良野プリンスホテルにしました。
敷地内で楽しめるので、ホテルに滞在していてものんびりできます。
一度は行ってみたかった旭川動物園も目的地のひとつ。
3日間の予定なのであと1日は・・・と考えていたら、北海道出身の同僚から「青い池がいいですよ」と勧められたので、美瑛をもう一つの目的地にしました。
正直、旅行に行くことすら躊躇するくらい疲れていたので、自然を満喫しながらのんびりするのはベストプランに思えてきました。

出発当日は、ドラマに感化されて航空管制塔を眺めたい娘に付きあって早めに羽田空港へ。
電車の中のCMを見て一度やってみたかったANAの手荷物自動預け入れをして(そのために機内持ち込みにはせず笑)、私は満足。
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展望デッキで管制塔や航空機の写真を撮りまくって娘も満足。
(コロナ禍のピークを過ぎて、日系航空会社の見とはいえ、やっとたくさんの飛行機の離着陸を見られて私も満足。)
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大分に行くときと同じく、旭川行きはターミナルの一番端っこのゲートなので、ねんりん屋があります。
時間が余ったのでねんりん屋のバームクーヘンとアイスクリームを食べながら搭乗待ち。
これがまた美味。
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18年ぶりの北海道!
1時間30分ちょっとなので、意外と近い。
飲み物を飲んで本を読んでいたら、あっという間に着陸態勢に入り、眼下に広大な景色が広がり始めました。
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この景色、いつも飲んでいるメンバーに「ここはどこでしょう?」と送ったら、旭川経験のあるセンパイから即座に「美瑛の丘かな」と返ってきました。
さすが!
そして、旭川空港から見える景色、空も大地も既に広い!
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車を運転できないので、移動手段は公共交通機関です。
新富良野プリンスに決めたもう一つの理由は、旭川空港から直行バスが出ていること。
バスの時刻まで1時間ほどあったので、お昼ご飯にラーメンを食べながら、3日間の計画を立てました。
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青い池周辺をどうやって回ろうか、公共バスか観光バスか観光ツアーかと考えていたら、これまた旭川経験のあるセンパイから「天気が良いなら自転車がおススメ」との情報が。
早速調べると、電動自転車(丘なので電動は必須!)のレンタサイクルの他、メジャースポットを案内してくれるガイド付きサイクリングツアーも見つけました。
JR美瑛駅から青い池までは直線距離でも20キロほど離れているのですが、ツアーなら青い池の先まで車で連れて行ってくれて、サイクリングで戻ってくるだけということで、費用は少しかかりますが空きがあったので、すぐに1日ツアーを予約してみました。

3日間の計画がバッチリ決まり、バスに揺られて富良野へ。
ホテルに到着したら、初日はホテルでのんびりしました。
ウェルカムテルテル坊主が可愛らしい。
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新富良野プリンスホテルには倉本聰プロディースのスポットがたくさんあって、そのうちのひとつのニングルテラスは昔からお気に入り。
スキーシーズンはもちろん真っ白な雪の中なので、雪がないシーズンは初めてです。
ちょうど夕暮れ時だったこともあり、明るいニングルテラスと日没後のニングルテラス、どちらも楽しめました。
富良野の牛乳のソフトクリームを食べ、色々なショップを回って1時間半ほど散歩。
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部屋に戻って、娘のリクエストでホテル内のビュッフェレストランで夕食。
メロン食べ放題に夢中の娘を前に、私は地酒飲み比べセットで良い気分です。
いくらもカニも食べ放題。
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最後に温泉につかって、1日目終了。
翌日は朝早めなので、本を読みながら早めに寝落ちました。

続く。

# by mushroomgirl | 2023-01-03 20:36 | 旅行(国内) | Comments(0)

歴史的建築物の宝庫 三渓園

2023年を迎えてしまいましたが、昨年溜めていたお出かけ記録をぼちぼちと。
夏に気分転換で2日間取った休暇で出かけた先は、横浜にある三渓園。
国の重要文化財、横浜市指定有形文化財が多数保存されており、建築家のお知り合いの方が以前いかに素晴らしいかを投稿されていたので、いつか行きたいと思っていました。
たまたま横浜に別の用事で出かけるついでがあったので、その前にGO!

横浜本牧にある三渓園には、JR京浜東北線の根岸駅からバスでアクセスします。
大宮方面から向かうと、京浜東北線の端と端で、立派なプチトリップ。
三渓園入口バス停から閑静な住宅街を10分ほど歩くと、こんもりと緑あふれるエリアが目に入ってきて、三渓園到着です。
入園料を払って一歩足を踏み入れると、目の前に広がる日本風庭園。とにかく広い!
遠くに三重の塔が見えますが、そこも三渓園の敷地内ですよ。
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園内マップ片手に進むと、はじめに蓮池があります。
少し季節外れ、しかも午後だったので花が閉じてしまっていましたが、朝早く咲き誇っていたら素晴らしいんだろうなぁと思います。
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鶴翔閣(横浜市指定有形文化財)。
住居だったそうで、一番大きな建物です。
ボイラー跡などもありました。
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白雲邸(横浜市指定有形文化財)。
隠居時の住居だったそう。
訪れた際には開放されていませんでした。
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臨春閣(重要文化財)。
紀州徳川家の屋敷を移築したと言われているそう。
個人的には、もし自分が暮らすなら目の前に緑と水面が広がるこの家屋が良いと思いました。

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臨春閣に至る道も静かで美しい。
桃山時代に豊臣秀吉が母の長寿祈願のために建てさせたという旧天端寺寿塔覆堂(重要文化財)を通り過ぎ、池にかかる橋からはベンチに座って臨春閣を眺めることができます。
まだまだ8月の暑い盛りでしたが、緑と水にあふれる園内は涼しく爽やか。
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豊臣秀吉が愛用したと伝えられている手水鉢もありました。
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ここから少し階段を上り、高台になっていきます。
神社かお寺かと思わせる落ち着いた雰囲気。
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月華殿(重要文化財)。
登りきったところにあるのが月華殿。
京都の伏見城にあったと言われる建物だそうです。
歩いているとところどころに井戸があったり、月華殿の奥には金毛窟という茶室、天授院という地蔵堂(重要文化財)も並んでいます。
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紅葉の季節になったらまた違った美しい光景が見られるのだろうなと思わせてくれるモミジも見られます。
庭園を散策するだけでも気持ちいい。
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蓮華院。
竹に囲まれた趣のある茶室。
昔の財界人のお屋敷には必ず茶室があるけれど、功績を残すような方々は仕事だけでなく、文化や芸術を愛でながら、人と人との交流を重ねていたのですね。
心のゆとり、人としての幅の広さのようなものは少しでも見習いたいものです。
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貴重な建築物をぐるりと見て回って、一旦中央にある大池に戻ります。
大池のほとりには立派な百日紅がとても鮮やかな花を咲かせていて、しばし見とれてしまいました。
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今度は三重の塔がある外苑側に足を延ばします。
小高い山になっていて、途中には古い建造物の跡も。
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一番高いところに登りきると、松風閣という展望台が現れます。
横浜の港が一望できますが、工業地帯といった感じで、とても眺望が良いわけではないかな。
三渓園ができた明治時代は全く違った景色が眺められたのでしょう。
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うっそうと茂った道を展望台から下っていくと、ありました!
旧燈明寺三重塔(重要文化財)。
京都の燈明寺にあったという三重塔。
現在、関東地方にある三重塔では最古だそうです。
他の建造物もですが、個人がこのようにコレクションとして集めて保存してくれているというのは、後代の私たちにとっては本当にありがたいことですね。
もしかしたら解体されたり、戦火に襲われたりしたかもしれない建造物が、今こうやって私たちの目を楽しませてくれるのですから。
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三重塔を後に向かったのは、旧矢箆原家住宅(重要文化財)。
現存する合掌造りでは最大級と言われるこの建物、なんと自由に中を見学もできるんです。
歴史を感じられる家具が展示されていたり、丁寧に手入れされてきたのであろう黒光りする柱や床が見られたり、囲炉裏には今でも火がくべられていたり。
どっしりと構えた佇まいがとても落ち着く空間を作り出していて、囲炉裏でも暖炉でも火がある暮らしって良いなぁと思いました。
いつか、暖炉がある山小屋風の平屋に住んでみたいなぁなんていう夢もあります。余談ですが。
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大きなのっぽの古時計を思わせる時計も。思わず平井堅の歌声を思い出す。
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気付いたら1時間半以上あちらこちらを見て歩いた園内も終わりに近づいてきます。
どんと構えているのは旧燈明寺本堂(重要文化財)。
三重塔と一緒に移築されたんですね。

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大池に渡された小道を通って、池の中に設置された東屋で休憩。
贅沢な景色と時間です。
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暑い上に雨が降りそうな曇天だったからか、観光客も少なく、静かにのんびりできました。
季節ごとに行事があるようだし、四季折々の花も楽しめるようなので、また時期を変えて訪れたいと思います。
梅、桜、蓮、紅葉は見てみたいですね。
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# by mushroomgirl | 2023-01-03 18:24 | 散歩・散策 | Comments(0)

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